Cue studioの設計担当が世界の建築を見て回った話(背中を押された本の紹介編)

Cue studioの設計担当が世界の建築を見て回った話(背中を押された本の紹介編)

こんにちは、Cue studio(キュースタジオ)で設計を担当している上月です。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の感染拡大で混乱するこんな時代に、建築に携わる自分だからこそ発信できることはないかと、思いを巡らせコラムを書いてまいりました。

「リノベーションだからこそ実現できるテレワーク時代の住まいとは?」
「間取りの歴史と、これからの住まいに適した新しい間取りとは?」

こうしてコラムを書くことが改めて自分自身を振り返るきっかけとなり、大学卒業後に「建築家になるには、“本物”を自分の目で直接見なくては!」と考え、1年間海外を放浪していた経験をまとめて発信することにしました。

建築好きの方も、建築業界を目指す方も、参考にしてくだされば幸いです。
まずは、その時に背中を押してくれた本を何冊か紹介します。今でも時々読み返す、自分の原点です。

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「旅。建築の歩き方」2006年出版 彰国社

Cue studioの設計担当が世界の建築を見て回った話(背中を押された本の紹介編)
私が大学時代から今でも尊敬している先生方が、若かりし頃に体験された旅先での出来事や感じたことを比較的ライトに書かれていて、読み物としてもかなり面白いです。
これを読んでアルジェリアのガルダイアに行った大学の先輩が、帰ってきてから凄く楽しそうに話をするのを聞いて「やっぱりいろんなものを見なきゃ始まらないな」と思ったことも、バックパッカーを始めるひとつのきっかけでした。

「図説 西洋建築史」2005年 彰国社

Cue studioの設計担当が世界の建築を見て回った話(背中を押された本の紹介編)

タイトルがカタいので敬遠されがちかもしれませんが、今ま私が読んできた本の中でも1、2を争う大好きな本です。最初は受験勉強のために読み始めましたが、いわゆる歴史の本と違って、当時の世の中や人々の想い・思想が建築のカタチや様式を作っていった過程がとてもドラマチックに書かれていて、ドキュメンタリーを読んでいるかのような感覚になります。

西洋の協会建築様式はその形態によって時代が分かれますが、なぜこういう進化を辿ったのか、そこには神を信仰する人々が、神の降臨する場所をより荘厳に、神秘的に魅せるための工夫の集積があったなど、ロマンに溢れています。
一気に建築史が大好きになり、じゃあ実物をこの目で見たい!と私を突き動かした本です。サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のクーポラの説明のところとか、胸が熱くなりますよ!

「アルヴァー・アールト エッセイとスケッチ」2009年 鹿島出版会

Cue studioの設計担当が世界の建築を見て回った話(背中を押された本の紹介編)
アルヴァ・アールトさんはフィンランドを代表する世界的な建築家です。
これを読みながらフィンランドを巡ったことを今でも覚えています。訪れた際のフィンランドはちょうどサマーシーズンに入ってしまい、真剣にお金が無かった私は、ホームセンターみたいなところで3,000円くらいのテントを買って、安いキャンプサイトで泊まりながら各地を巡っていました。
アールトの建築は、自然主義的な優しさと、土着の素材を用いた歴史性を持っていて骨太な印象でした。また公共施設も多く設計しているので、時間の許す限り見て回りました。
この本は、アールトのスケッチ、当時のインタビュー、講演記録を引用しながらその思想に迫るもので、夢中になって読んでいました。(当時、お金がなく食事に困った思い出とともに…)

建築だけでなく、その地の暮らしも参考になります。

ここまで「建築オタク海外に行く」みたいな文章ですが、私はそんなに真面目でもなかったので、もちろん観光もしました!建築ばっかり見ているのは自分は合わないなと思いましたので。。

その土地それぞれの文化、暮らし、風土を含めて建築を見れた時のほうが断然面白かったです。だからこそ私は、建築を作るだけじゃない「リノベで暮らしを創る。」をコンセプトにするCue studioにいるんだと思います。
Cue studioの設計担当が世界の建築を見て回った話(背中を押された本の紹介編)
いわゆるトルコ/カッパドキア
Cue studioの設計担当が世界の建築を見て回った話(背中を押された本の紹介編)
いわゆるノルウェー/ソグネフィヨルド(に行く途中の駅)

これを連載している限りネタには尽きないですね笑。
こんな風に建築の書籍をご紹介しつつ、定期的な更新を心掛けて参ります。

いよいよ次回は現地の建築をご紹介します。
初回はトルコ/イスタンブールから!

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