そうだ、あの人に住まいのコトバを聞こう。

対談インタビュー 『住まコト』 Vol.1 藤田雄介さん


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4 定額制コラボリノベパッケージにどんなメリットがあるかアピールポイントを

―大分話が広がってきましたので、ここで本題のコラボレーションリノベーションのお話に戻していきたいと思います。

澤田:中身について触れると、基本的には、戸戸の木製引き戸や無垢フローリング、造作キッチン、モーガルソケット照明、土間モルタルの玄関など、三軒茶屋のリノベでやったことがモデルとなっています。間取りはそれこそ十人十色だから、建物の制約以外ではとくに縛りはありません。100%自由設計という形。
素材だけじゃなく、畳の小上がりや、サンルーム、シナランバーの造作収納棚とか、つくる部分も用意しています。でもこれは人それぞれ好みに寄るだろうから、パッケージには含めず、オプションにしています。

―「畳の小上がり」や「サンルーム」という響きが藤田さんらしいですね。これも過去にやったものをモデリングしているのですか?

藤田さん:そうです。土間の床を多く取るとか、ガラス引戸のサンルームとか、その部屋に合う景色としてかつて考案したものを土台にしています。外のようで中、中のようで外、という空間があるのって、特別なことだと思うんです。町屋の通り庭とか縁側とか、そういう景色は生活が豊かになると考えています。

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d88518325a0940a4e34be65f0b04e0c7 ▲ Photo by Kenta hasegawa

澤田:なるべくコストを抑えて、好きなデザインのリノベーションがしたいというのがお客様の要望だと思うんだけど。建築家の前で言うのもあれだけど、建築家に頼むっていう人は、よっぽど予算があるか、デザインに求めるレベルが高い人だと思うんだよね。
みんなやりたくても、まず予算が合わない。さっきの広げるという観点からいえば、かなり小規模になってしまう。

だから藤田くんに監修してもらって、藤田くんの理念やテイストを一般的におススメできる今回のかたちは、いいんじゃないかな。

藤田さん:よく写真や雑誌を見て、「こういうのがしたいんですけど」、と設計事務所やハウスメーカーに実際に持っていくケースってあると思うんだけど。でも予算が合わない。それでもしたい。といって、じゃあ今度はもう少し手頃にやってくれるところに持っていって、写真どおりにやってもらうというのは世間的に少なからずあることだと思うんです。

澤田:でも……。

藤田さん:でも、意外とできないんだよね、これが(笑)。微妙なものになってしまうのはよくあることで。

澤田:うんうん。空間性もあると思うんだけど、実は設計士さんたちがこだわっているのって、ディテールだったりすると思うんだよね。

藤田さん:あとはマテリアル。

澤田:他の人にやらせても、意外とそうならないんだよね。そういう意味じゃ、空間もマテリアルも、藤田くんは両方兼ね備えているんじゃないかな。

藤田さん:マテリアルの使い方はまだまだ幅を広げていきたいとは思っているよ。でもやっぱり建築の人間だから間取りのこだわりのほうがあるかな。

澤田:そういうところ含めて、僕は藤田くんのオリジナリティをCuestudioのリノベーションに取り入れたいと思っているよ。デザインとしてという意味もあるけれど、こういう住まいのつくりかたをうちの若い社員に知って勉強してほしいという狙いもあるかな。そこは企業目線というか、立場としてあるよ(笑)。

藤田さん:(笑)

澤田:あとはこういう形がもっと上手くいけば、他の建築家さんをフューチャリングしてあげることもできるよね。持ちつ持たれつというかね。共存していきたいな。大手住宅メーカーにはできないようなことをもっと一緒にやっていきたいよね。

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―3年後、5年後どうなっていると思いますか?

澤田:なんでもかんでもリノベーションというわけにもいかないから。新築だってあるし。オリンピックまでは建設ラッシュがつづくと思うけど、ただそこから既存のものが流通し始める。で、そこでコンバージョンの話になるけれど、それに合わせて法律も厳しくなってくる。とすると、ある程度ちゃんとした会社でないと生き残れない。ふるいにかけられる時代になると予想しています。

藤田さん:あと建物の内装だけじゃなく、パブリックスペース含めての刷新というのもひとつのキーポイントになってくると思う。団地のリノベーションは僕もやったことあるけれど、エントランスや棟間の平地とか、その敷地全体をリノベーションしていくことで不動産価値が上がるという部分もやっていけたらいいと思っています。

 

5 リノベーション検討中の皆様にひとこと

―最後に、これを読んで下さっている皆様へ今回の定額リノベーションパッケージをおススメしてください。

澤田:モニタリングでやってくれた最初のお客様には10%OFFにします!

―えっ、いきなり。今決めちゃうんですか。(笑)

藤田さん:10%ってけっこうな額だよ。(笑)

澤田:すごいでしょ。うんやっぱり3組様にしよう!

藤田さん:じゃあその3組には僕から木のツマミを……。

一同:(笑)

藤田さん:あとはパッケージは随時更新していかなきゃだね。

澤田:そう育てていく必要はあるね。テイストの違うバリエーションパッケージもつくっていきたい。

藤田さん:流行り廃りもあるし、固定化するとリノベーションの意味がつまらなくなってしまうので、発展性のあるものとしてやっていけたらいいね。


 

インタビュー/撮影:高崎亮太
撮影協力:ファクトリー&ラボ 神乃珈琲

PROFILE
藤田雄介

1981 兵庫県生まれ
2005 日本大学生産工学部建築工学科卒業
2007 東京都市大学(旧:武蔵工業大学)大学院工学研究科修了
2008-09 ㈱手塚建築研究所勤務
2010- Camp Design inc. 主宰
2013-16 ICSカレッジオブアーツ 非常勤講師
2015- 明治大学 兼任講師
2017- 東京電機大学 非常勤講師
受賞歴
2012 UR団地再生デザインコンペ 最優秀賞(花畑団地27号棟プロジェクト)
2014 アジアデザイン賞 銅賞(花畑団地27号棟プロジェクト)
2015 住まいの環境デザイン・アワード 優秀賞(花畑団地27号棟プロジェクト)
グッドデザイン賞(花畑団地27号棟プロジェクト)

特設サイト「Campdesign×Cuestudio コラボパッケージリノベーション」
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