現在お住まいのマンションが少し手狭になったこと、テレワークスペースや趣味部屋を設けたいとのご要望があり、すでに解体されたフルスケルトン状態のマンションをご購入されました。

奥様のご趣味がピアノということで、現状のお住まいでは電子ピアノで練習されていましたが、お引越しを機にグランドピアノを置きたいとのことで防音室を設けました！
お客様、防音業者様とお打ち合わせをさせて頂き、スムーズに工事を進めていくことが出来ました。

お客様とは何度もお打ち合わせをさせて頂き、間取りの試行錯誤を行いました。
お部屋の真ん中には躯体の壁が建っているのを上手く活用して、左側はパブリック空間、右側はプライベート空間と大きく2つの空間に分けています。

左側のパブリック空間の一番のポイントとしては、LDKを広く取りゆとりのある空間とすること。
より開放感をもたせるために、リビングと廊下の境はガラスの引き違い戸にすることで、リビングと廊下・玄関が繋がりのある空間を目指しました。

右側のプライベート空間には、グレートーンの水回り・収納スペース・ワークスペースで構成しています。
また防音室を設けることで、今までよりさらに近隣の方に配慮した状態で、奥様の趣味であるグランドピアノを演奏することが叶えられました！

デザインは、全体のトーンをダークにして落ち着いた雰囲気にし、ポイントでブラックのパーツを取り入れました。
設備からアクセサリーの細部までこだわり、ラグジュアリーかつスタイリッシュな空間に。

ウォルナットは暗くなりがちですが、家具が入る所にアクセントをまとめることで、メリハリのついた空間となりました。

玄関は収納の色のラインが床材と合うように。
カップボードは吊り戸を浮かし、家具らしい雰囲気を際立たせるために間のみタイルを施工。
テレビ置き場は背面に間接照明を設け、ライトグレーのアクセントクロスで壁一体を楽しめるように。
寝室のベッドニッチは、照明や小物をおまとめし、ホテルのような空間へ。

日の光が入らない空間はあえてグレーで全体のトーンをまとめて落ち着いた空間に。
日の光が入る空間は白いクロスを使い、光の反射でお部屋が明るくなり日中も心地よい空間へ。

間取り、配色まで旦那様と奥様のこだわりが詰まった素敵な住まいとなりました。